千畳敷カールは中央アルプス駒ケ岳ロープウェイを利用すると誰でも気軽に訪れることのできるエリアです。四季折々違った景色を演出してくれます。高山植物も多く自然観察にはお勧めのエリアです。
春には残雪の残るカールではスキーやスノーボードを楽しむことができます。
夏には緑のじゅうたんにさまざまな高山植物を観察できます。
秋には高山の木々が色づききれいな紅葉を見ることができます。
冬は一面雪に覆われた銀色の世界。普段味わうことのできない高山の冬を体験できます。
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天狗岩は宝剣岳の西側にある奇妙な岩です。鼻をつんと伸ばした形はまさに天狗の横顔。
天狗岩の向くその先には中央アルプスの主峰駒ケ岳がある。
駒ケ岳(2956m)は、宮田村と上松町、木曽町と境界にそびえる中央アルプス最高峰です。
宮田村の特別シンボル「コマウスユキソウ」は世界で唯一この周辺だけに生息する高山植物です。
また山頂からは360度の大パノラマを眺めることができます。
千畳敷から駒ケ岳方面へ登った稜線(乗越浄土)から西下方に見えるのが濃ヶ池です。
濃ヶ池は氷河期時代に形成された日本に数箇所にしかない氷食湖です。ナナカマドやタケカンバなどの紅葉、夏には高山植物がきれいに広がるお花畑も近くにあります。
中岳から見た御嶽山
勒銘石から空木岳を眺める
世界で唯一この地域で見られる「コマウスユキソウ」
中央アルプスエリアはロープウエイを利用すると誰でも気軽に高山を体験できます。しかし、山の天気はとても変わりやすく、夏でも気温は10℃台になったり,霧が出たり雨が降ったり、危険を伴います。特に登山をされる方は準備をきちんとしましょう。登山には長袖長ズボン、運動靴、手袋,帽子、雨具は必需品になります。また、自分の体力、技術にあった登山を心がけましょう。無理のない登山を心がけ楽しく大自然を満喫していただきたいと思います。
中央アルプスエリアは基本的にすべての動植物の採集,移動,持ち出しが禁止されています。高山植物は一度破壊されてしまうと元には回復しません。ロープ内に入ったり、植物を採取することは絶対におやめください。また,持ち込んだごみは必ず持ち帰っていただき,山の美化にもご協力をお願いいたします。皆様に気持ちよく自然を楽しんでいただくためにもご協力とご理解をよろしくお願いいたします。